
3月14日より、minä perhonen 京都店の5階 galleria nolla にて、作品展を開催いたします。
今回の展示タイトルは"monumentum"です。
以前から作品のタイトルとしても使用してきた言葉で、
英語の「monument/記念碑」の語源となったラテン語の言葉です。
記念碑という言葉が示すものは、公共の場に設置され時間の経過にも耐えるものであるというイメージをもちますが、その語源である「monumentum」は「気付かせる/想起させる」という意味の単語からの派生語です。
それを見たひとに、いつか見た風景や、知っている感触や些細な感情を思い起こさせるということ
私が制作を通して、ひそかに目指してきたことを表しているように感じます。
ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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通り過ぎてきた時間のなかで出会ったもの。
それらはやさしい思い出となって、時にちくっとした痛みとなって、心に在り続ける。
北林加奈子さんの作品は、心の内側にある「なにか」を帯びて静かに語りかけてきます。
幾つものおわりとはじまりが交差する3月。galleria nolla にて北林加奈子 作品展「monumentum」を開催いたします。
2024年夏の「dance」から半年が経ち、今回は京都より新作を含めて開催いたします。
本展では新たな試みとして、作家の言葉と併せて作品をご覧いただきます。
“ある日の記憶” 或いは “夢のなかの出来事”。かたちのない記憶のかけらが、陶と異素材を組み合わせた彫刻作品によって表現されます。
春の微睡のように、夢と現実を行き来しながら紡がれる物語をどうぞお楽しみください。
不意に心のひだにひっかかり、言葉で名前をつける前の状態のまま記憶の中に残されているさまざまな質感や光景。そのひとつひとつを大切に拾い上げ、形にして留めたいと思い制作しました。やさしい風を頬に感じて心地よいと感じる時のように、反射的に心地よさと親しみを感じる姿を探っています。- 北林加奈子
北林加奈子 作品展「monumentum」
会期:3月14日(金)~4月2日(水)*木曜定休
場所:京都店5階 galleria nolla
時間:平日11:00~19:00 土日祝10:00~18:00
お問い合わせ:075-353-8990 / 075-600-7037
作家在店日:3月14日(金)、15日(土)
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