11月25日より開催されるAGAIN-ST企画の展示に参加させていただきます。
ぜひ、お時間ございましたらご高覧くださいませ。 テキスト/ ・プロレス用語に「シュート」というものがある。彫刻にも「シュート」はあるだろうか。 ・プロレスにおいては、事前の打ち合わせにはない試合の展開をシュートと呼ぶ。そこに至る理由は様々だが、相手の体を気遣うことのない危険な技が繰り出されることも少なくない。真剣勝負を神聖視する立場は、しばしばシュートを賛美する。 ・彫刻にシュートがあるとするなら、それはどのようなものだろうか。事前の打ち合わせを、業界の慣習と読み替えるならば、彫刻らしい身振りを捨て去り、限りなく余計な要素を削ぎ落していったシンプルな造形がそれに該当するかもしれない。また、対戦相手を彫刻の素材に置き換えるならば、作品の完成度を顧みずに危険度の高い技を素材にぶつける行為も当てはまるだろう。あるいは、事前の想定を逸脱していくような、制作のあり方をも含めることができるかもしれない。 ・彫刻におけるシュートを考えることは、彫刻における慣習や、安全な技のやりとりや、想定内の制作を相対化することにつながるだろう。誰も聞いたことのない「シュート彫刻」なる造語を提示することで、我々が考えてみたいのはそういう問題である。 AGAIN-ST(アゲインスト)/ 彫刻を表現のベースとする作家、彫刻を専門領域とする批評家、美術の現場に携わるデザイナーで企画された活動。展覧会と、その会期中に行うトークライブを主な手法として、彫刻についての問題提起を続けている。メンバーである作家全員が美術系大学の教員でもあることから、会場は大学の展示スペースを使用し、毎回テーマ設定を変え、テーマに合わせてゲスト作家、批評家を招聘して展覧会を開催している。メンバーは石崎尚、小山麻子、冨井大裕、深井聡一郎、藤原彩人、保井智貴。 (webより転載) AGAIN-ST 第9回展 「BREAK/BREAKER シュート彫刻のありか」 11/25 mon.ー12/7 sat. 10:00ー19:00(日曜休) 武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス 2号館 309・310 教室 トークライブ 12/7 sat.18:00ー19:30 武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス2号館 309・310 教室 website https://again-st-blog.tumblr.com/ 北林 加奈子/ KITABAYASHI Kanako 牛膓 達夫/ GOCHO Tatsuo タムラ サトル/ TAMURA Satoru 早田 憲康/ SODA Noriyasu 林 卓行/ HAYASHI Takayuki 吉田 哲也/ YOSHIDA Tetsuya 石崎 尚/ ISHIZAKI Takashi 冨井 大裕/ TOMII Motohiro 深井 聡一郎/ FUKAI Souichirou 藤原 彩人/ FUJIWARA Ayato 保井 智貴/ YASUI Tomotaka ・西武国分寺線「鷹の台」駅下車徒歩18 分 ・国分寺駅北口徒歩3 分、西武バス「武蔵野美術大学」行き または「小平営業所」行きに乗車、「武蔵野美術大学正門」 下車(バス所要時間: 約20 分) ・立川駅北口(5 番乗り場)より立川バス「武蔵野美術大学」行きに乗車、「武蔵野美術大学」下車(バス所要時間:約25 分) 武蔵野美術大学鷹の台キャンパス 〒187- 8505 東京都小平市小川町1- 736 お問い合わせ tel:042- 342- 6055(彫刻学科研究室) mail:tomiimotohiro@musabi.ac.jp 企画 AGAIN-ST 石崎尚 冨井大裕 深井聡一郎 藤原彩人 保井智貴 デザイン・小山麻子 協力 武蔵野美術大学彫刻学科研究室 / 藍画廊 /MA2 gallery / YUMIKO CHIBA ASSOCIATES /nap gallery / テヅカヤマギャラリー 吉田作品撮影:山本糾 コメントはクローズされています。
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